23日、京都市会本議会において、公明党京都市会議員団を代表して、湯浅光彦議員、かわしま優子議員とともに、代表質疑に登壇しました。質問と答弁の概要は次のとおりです。
①SDGs(持続可能な開発目標)の推進
京都市において、市政運営の基本にSDGs位置づけ、全庁的に取り組むことなどを求めました。
(市長答弁)
「『まち・ひと・しごと・こころ京都創生』本部」をSDGs推進機能を加えた全庁組織に改組する。京都市基本計画をはじめ各種計画にSDGsの趣旨を反映させる。SDGs積極的な普及啓発を図り、多様な取組主体との連携を一層強化する。
②わかりやすい情報提供の充実
知的障がいのある方などにもわかりやすい情報提供に関し、市政の様々な場面への充実を求めました。
(副市長答弁)
現在策定中の「はぐくみ支え合うまち・京都ほほえみプラン」(京都市障害者施策推進計画)において、ルビをふることに加え、わかりやすい表現にした「わかりやすい版」を通常版に加え、新たに作成する。「やさしい日本語」に留意した「わかりやく伝えるための手引き」を作成し、庁内に周知徹底する。
③世界人権宣言70周年の取組
世界人権宣言70周年を迎える本年、次代を見据え、京都市の人権文化推進における新たな歴史を開くような取組を求めました。
(市長答弁)
世界人権宣言70周年を契機とし、多様な団体と連携し、世界人権宣言の理念が次代にも受け継がれるよう、人権尊重の機運を、将来の京都を担う若い世代に広げていく。
④長期入院中の児童生徒への学習支援
国の調査で30日以上の長期入院をした高校生の68%が全く学習支援を受けていないことがわかるなど、長期入院中の児童生徒への学習支援は不十分な状況にあります。そこで、長期入院中の児童生徒への学習支援の充実を求めました。
(教育長答弁)
関係機関等への連携・協力に向けた働きかけや国への要望も行いながら、取組の充実に努める。
⑤父親への子育て支援の充実
父親による積極的な育児は徐々に広がるものの、まだまだこれからといえます。今後、父親の育児を促進するためには、様々な支援が必要となることから、父親への子育て支援の充実を求めました。
(副市長答弁)
父親の積極的な子育てへの関わりを含む真のワーク・ライフ・バランスの実現を目指し、「働き方改革推進プロジェクトチーム」で議論している。平成31年度に策定する「子ども・若者に係る総合計画」に向けた議論の中で、これまでの取組を検証し、父親の子育てへの積極的な関わりをより効果的に促進する取組を推進する。
⑥防災力向上に向けた取組(答弁を求めない要望)
昨年10月の台風で下京区内ではじめて避難勧告等が発令されたことを受け、防災力向上に向けた取組の充実を求めました。
代表質問への登壇も3回目となりました。
今回は、全体を通じSDGsをテーマに質問しました。
①SDGsについては、公明党京都市会議員団の提言を受けて、いよいよSDGsに本格的に取り組むとの決意をうかがえるものとなりました。
②わかりやすい情報提供の充実については、この間私も取組を進めてきた課題ですが、京都市の取組が大きく前進することとなりました。
③世界人権宣言70周年の取組については、次代を見据えた決意を感じさせるものとなりました。
④長期入院中の児童生徒への学習支援⑤父親への子育て支援の充実については、これまであまり語られることがありませんでしたが、京都市における取組の前進に向けて一石を投じることができたと思います。
これからも、しっかり議論していまいります。
2018年2月26日